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水球の歴史(History of water polo)

水球の歴史と一言でいっても、なかなか語り尽くせるものではないので、要点を押さえて、簡潔に説明したいと思います。

水泳が1860年代にイギリスでポピュラーなレクリエーションになっていくにつれ、水中でのボールを使ったスポーツも少しづつ発展していきました。その中には水中ラグビーや水中サッカーなどに混じり、水球も楽しまれていました。この当時の水球は「樽を浮かべてその上に乗り、スティックをもって、ボールを打ちあう」というものでした。時を経るにつれ、タンクの上に両手でにボールを置くことで得点し、得点を競うようになりましたが、このころの試合は水球というより水中レスリングに近いものだったようです。それから、1877年にスコットランドでゴールポストが採用され、「トランジオンストローク(Trudgeon stroke)」が導入されることで、より今の水球に近い泳ぐことを重要視した水球に発展していきます。そして、水球は1900年までにヨーロッパの国々に広がっていったのです。 水球は1900年にオリンピックの種目に加えられていますが、実は団体競技として最初にオリンピックに加えられた種目なんです(びっくり)。Water PoloというよりWater Handballの方がイメージに合っていますが、「樽の上に乗ってスティックを使う競技」というところから、競技は変わっても名前を変えるのが面倒だったみたいで今でも「Water Polo」なんですね。 詳しい内容はWaterpolo OriginHistory Uni Waterpolo Clubに記載されています。
現在はヨーロッパなどではプロチームがあり、世界選手権やオリンピックでは常にヨーロッパの国々が上位を占めています。

水球のルール(The rule of water polo)

プールは30m×20m、水深2m
水球が始まった頃は川や湖で行われていましたが、現在は当然のことながらプールで行います。フィールドの広さは30m×20mで、水深は2.0m以上です。なので、当然プールの底に足は届きません。ということなので、選手たちは全員浮いているわけですが、どのようにして浮いているかというと、「巻き足」をしているんです(いわゆる立ち泳ぎ)。どんなものかというと、シンクロ競技で水中を映し出す時がありますが、そのときに足をぐるぐる回してるのを見たことありませんか?まさにそれが「巻き足」なんです。水球を見たことがない人でも、シンクロは見たことがありますよね。 「巻き足」を単純に説明すると、平泳ぎの足を片足ずつ交互にければいいだけです。手は「スカーリング」をしています。「スカーリング」を説明するのはちょっと難しいのですが、たとえるなら、手のひらでパンにバターを塗るような動きで、水を押さえる感じ?です(わかりにくくてすいません)。

1チーム7名
1チーム7名、両チームあわせて14名で試合を行います。ポジションは、大きく分けるとゴールキーパーフィールドプレイヤーに分かれます。さらにフィールドプレイヤーフローターフローターバックドライバーに分けることができます。基本的にはバスケットなどと同じように全員攻撃、全員守備になります。フィールドがせまくて1チームの人数が少ない競技はだいたい全員攻撃、全員守備ですね。 各ポジションの役割を説明すると、ゴールキーパーは当然、ゴールを守る守護神、相手の得点を阻止する役目。フローターは相手のゴール前に陣取って、得点を奪いにいく役目。フローターバックはそのフローターの攻撃を専属で守る役目。ドライバーは泳いでフェイントなどを使って、マークをはずしてパスを受け、得点を狙う役目。チーム構成はだいたいどこのチームでもゴールキーパー1名、フローター1名、フローターバック1名、ドライバー4名のパターンになります。 たまにフローターが2人いるチームがあったり、フローターフローターバックを1人でこなしているタフな選手がいるチームもあります。
全員が泳げて、強力なフローターがいれば、水球の大会でもかなり上位にくい込むこと間違いなしです。ゴールキーパーがある程度相手のシュートを止められないといみがないですが(笑)。ゴールキーパーは1番才能のある選手がするらしいです。

試合は7分1クォーターを4回
試合内容は、7分間を2分のインターバルで4回(クォーター)行い、総合得点を競い合います。ちなみにクォーターは英語で「Quarter」4分の1という意味です。 7分間といってもファール(後で説明)があって、次のプレーが再開するまではカウントされませんので、実質は1クォーター12分から15分位になり、1試合は1時間くらいかかります。 一般の人なら、1時間もプールに浮いているだけでもつらいものがありますよね(笑)
一時、1クォーターが9分になるかもということがありましたが、今は7分でおこなっています。

沈めてもいいの?
簡単にルール説明をすると、ボールを両手で扱ってはいけない、ボールを持っていない相手を沈めてはいけない、といったところですかね。じゃあ、ボールを持っている相手は沈めてもいいのか?と聞かれると、答えは「OK」。といっても、ボールを奪いにいく過程で相手にタックルを許可しているだけなので、相手がおぼれるくらい沈めてしまうのはダメです。まーおぼれる前にボールを離しますけどね(笑)。それでは簡単にファールの解説をしていきます。

ファール
攻撃側にも守備側にもファールを犯すことはありますが、主に守備側が多く犯します。このファールは、さらに、オーディナリーファール(軽い反則)とパーソナルファール(重い反則)に分けられ、さらにパーソナルファールはエクスクルージョンファールとペナルティーファールに分かれます。

オーディナリーファール
ファールの中でも軽いもので次のような場合があります。
・ボールを両手であつかった場合
・タックルされた時にボールを水の中に沈めた場合
・ボールを持っていない相手の動きを妨げた場合
・攻撃権を獲得(ボールを獲得)してから35秒以内にシュートを放たなかった場合
があります。他にもいくつかあるのですが、だいたい上記のような場合が大半です。オーディナリーファールを犯した時は、ファールが起こった場所かもしくは、その場所より相手ゴールから遠い位置にボールがある場合はボールの位置から、相手チームにフリースローが与えられます。フリースローの場所が相手ゴールから7m以上離れている場合は、直接シュートすることができます。それ以外の場合は、3秒以内にパスをするか、自分でトスを行います。3秒を超えてもフリースローを行わなかった時はオーディナリーファールになります。
オーディナリーファールは、試合中に絶えず起こっていて、審判は常に笛を吹き鳴らしている状態になります。

パーソナルファール
パーソナルファールにはエクスクルージョンファールとペナルティーファールがあり、犯した位置や状況で異なります。また、1人のプレーヤーがパーソナルファールを1試合に3回犯すとその試合にはでられなくなります。

エクスクルージョンファール
・ボールを持っていない相手を沈めたり、引き戻したりして相手選手の自由を奪った場合
・フリースローを妨害した場合
・故意に相手を殴ったり蹴ったりした場合
・審判の指示に従わなかったり、審判を侮辱するような行為があった場合
があります。パーソナルファールを犯した時は、反則者は退水(20秒間フィールドから退場する)になり、ファールが起こった場所かもしくは、その場所より相手ゴールから遠い位置にボールがある場合はボールの位置から相手チームにフリースローが与えられます。フリースローの場所が相手ゴールから7m以上離れている場合は、直接シュートすることができます。それ以外の場合は、3秒以内にパスをするか、自分でトスを行います。3秒を超えるとオーディナリーファールになります。

ペナルティファール
・4mエリア内において、それがなければ得点されていたというような反則を犯した場合
・エクスクルージョンファールを犯したプレーヤーが故意に競技を妨害した場合
・ゴールを沈めて、相手のシュートを防いだ場合
があります。簡単に説明すると、4mエリア内で、エクスクルージョンファールを犯した場合は大抵がペナルティーファールとなります。もちろん、そうならない場合もありますけどね。ペナルティーファールを犯したプレーヤーにはパーソナルファールが記録され(退水しなくても良い)、相手チームにペナルティースローが与えられます。ペナルティースローとはサッカーで言うペナルティーキックのことで、ゴールから4mの位置から審判の合図でシュートをすることができます。

長々とファールの説明をしてきましたが、最初にも書いたとおり、ボールを両手で扱ってはいけないのと、ボールを持っていない相手にタックルしてはいけないことを頭に入れておけば大丈夫!?です。実際の水球では、水中で水着をつかんだり、泳ぎながら肘打ちをしたりと、水中格闘技の名前どおり、けがをするのは日常茶飯事です。それも水中は審判も目が届かないことが多いためです。こんな風に書いてしまうと水球をするのをためらってしまうかもしれませんが、楽しく水球をする分には大丈夫!?です。女子水球もありますしね。ということなので、是非ともあなたも Let's Water Polo!!

水球を観戦する!
初めて水球を観戦する人がまずびっくりすることは、たくさん笛が鳴ることです。というのも、先ほど説明したオーディナリーファールが絶え間なく起こっているからなのです。水球ではボールを持っているプレイヤーに対しては、タックルが許されていますので、ボールを持つ=相手からタックルを受けるということになります。タックルを受けると、ボールを保持できなくなるので、ボールをはなします。するとオフェンスの動きをディフェンスが妨害していることになるので、ファールになり、審判が笛を吹くのです。ということで試合中は笛が鳴りっぱなし状態?になっています。
どこに注目すればいいかというと、やはり、もっとも盛り上がるのは、フローターとフローターバックの勝負です。ゴール前で、お互いのポジションの奪い合いからはじまり、ボールを受けてからの攻防には目をみはるものがあります。あとは、ドライバーの華麗なカットインや、豪快なミドルシュート、さらにはゴールキーパーの好セーブなど、見所がいっぱいです。観客席からは見えても、審判の目の届かない水面下では、ダーティーなプレーが起こっていることもあります。あとは、退水後のディフェンスが1人少ない中でどう守るか、さらにはオフェンスがどのように得点するかといったところも最大の見所でしょう!
ただ観戦するだけでも十分楽しめますが、水球のルールを知ることでさらに楽しく観戦できること間違いなしです。

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